アプリなどのこと

先日、@fladdict さんの「500枚ぐらい同じ写真とって全画素でピクセルの最頻出の値を採用したら、街の写真とって移動する人物全部自動で消すとかできるのかなぁ・・・とか。」と言うTweetに反応して、Photoshopで出来る事をお返事したところRTして頂いたのが物凄い数ふぁぼられて思わぬ反響だったので、実際に素材を撮ってデモってみました。
ちなみに多くの皆さんはご存知だとおもいますが @fladdict こと深津貴之さんは、TiltShift GeneratorやToyCameraなど作っておられる日本で最も有名なiPhone・iOSアプリ制作者のひとりです。



さて、まずは素材に使う写真が必要なので人が多い雑踏に行こうと。東京なら渋谷のハチ公前とか、大阪なら駅前の歩道橋とかぱっと思いつきますが田舎なのでなかなかいい場所が思いつきません。まぁ世界遺産姫路城であれば平成の大修理真っ只中とはいえ観光客は歩いているだろうと思い行ってみました。
ところがなんと雑踏どころか誰もいない状態。たま〜に猫が歩いてるくらい。これでは素材にならないので2時間ほどねばったのですが諦めました。まぁ平日のお昼頃しかも超暑い日だったので仕方ない。


で山陽自動車道を渡る陸橋の上から高速を走る車でやってみました。キャプチャ&文章だとあまり伝わらない感じなので動画で録りましたのでご覧ください。



  1. ファイル→スクリプト→ファイルをレイヤーとして読み込み… -「□ソースを画像を自動的に配置する」オプションに適宜チェック、「□レイヤーの読み込み後にスマートオブジェクトに変換」にチェック入れる
  2. レイヤー→スマートオブジェクト→画像のスタック→中央値

基本的にこれだけです。
動画では説明のために画像読み込み時の「レイヤーの読み込み後にスマートオブジェクトに変換」にチェック入れずに後からレイヤーメニューで選んでいますがどっちでも同じです。これレイヤーマスクとかを使ってブラシや選択範囲でちまちま消していくのはとっても大変なのですがこの機能を使えば一瞬で消えますので楽ちんですよね。
ただし、道路の端に駐車してある車やベンチでずっと座っている人、人気のお店の前に常に行列が出来てたりするとその部分は消えないので声をかけて移動してもらったりが必要です。
いろんなグラフィックを作るのに人などが写っていないカラの背景が必要な場合も多いので便利ですね。
ちなみに撮影だけで同様な事をやるには、濃いNDフィルタを使って光量を少なくした状態でしばらくシャッターを開けたままの長時間露光で撮ると動いている人や物は写りません。でもPhotoshopの方が楽ちんですね。

追記...
動画で使用しているPhotoshopはCS4です。CS3からの機能なのでそれ以上古いと出来ないんじゃないかと思います。もちろん最新のCS5.5でもそのまま残っている機能です。
動画を録っているのはMacのScreenFlowというソフトです。

手順通りやったがメニューで選択できない....

追記2...
「手順通りやってみたけど、「画像のスタック」がグレーになっていて選べない。」
という内容の質問を頂きました。
調べてみたところ、Photoshopには、“Adobe Photoshop CS5”と“Adobe Photoshop CS5 Extended”という2つのバージョンがあり(Elementsってのもあるのでさらにややこしいですが…)、この機能が使えるのは高機能版の値段の高いExtendedの方だけのようです。詳しくはAdobeのサイト「Photoshop CS5 2つのエディション比較」内の「Photoshop CS5 と Photoshop CS5 Extended の相違点」をご確認ください。Design PremiumWeb Premiumなどセット販売に入っているPhotoshopはExtendedなので問題無いですが、Photoshop単体で購入した人はこのトラップにひっかってしまうかもしれませんね。




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